性行為感染症

内科や外科の病気は、「なぜ、こんな病気になるの?、なぜ自分だけが」というようなものがほとんどですが、 婦人科では、自分でつくる困った病気があります。

それは、

  1. 性行為感染症(STD)
  2. 望まない、あるいは 望まれない妊娠

その、困った疾患をおこす原因は?→

が、しかし、・・・・
愛するカップルが『セックス』することは自然な行為です。しかし、『セックス』は、本来、 スポーツや快楽の手段でなく、子孫を作るという生殖行為です。「自然にまかせたセックス」では、 『SEXによる感染症』『妊娠から出産』という結果が待っています。
本来なら、祝福されるべき妊娠が一点、経済的事情、家庭的事情、学生や社会の立場的事情により、 中絶を選択せざるを得ない場合があります。
『愛のコミュニケーション』としての『セックス』でも、お互いの人格と身体の尊重が望まれます。
『セックス』や『STD(性感染症)』により、心や身体を傷つけてしまい、信頼を失っては、 『愛のコミュニケーション』の意味がありません。

  1. 性行為感染症って何?
  2. 性感染症はなぜ怖い?
  3. 性感染症にかかると、どうなる?
  4. 性感染症かも・・・・のサイン
  5. 気になるおりもの
  6. 幸いなことに予防方法と治療方法がある。
  7. さらに忘れてはならないことがある!!
  8. エイズ(AIDS)
  9. 無防備の性交の結果、何がおこりうる?

1)性行為感染症って何?

性行為あるいはそれに近い行為でうつる(感染する)病気のことで、Sexually Transmitted Diseases、 すなわちSTDといいます。

性感染症にはどんなものがある?

1 クラミジア感染症 クラミジア・トラコマティスという病原菌が原因です。クラミジアの感染者数は急激に増加しています。 今、日本国内で100万人近くと推計され、特に15〜19歳の女性の18人に1人、20〜24歳の15人に1人が 感染しているといわれています。
感染後1〜2週間後に、男性は少量の分泌物、女性は多少おりものが増えます。 しかし、女性で、症状が出るのは感染者のわずか5分の1程度で、他は症状が何も出ず、 感染に気づきにくい病気です。男性も半分は症状がでません。
放っておくと、女性の卵管などに炎症を起こし、不妊や流産の原因になります。
生まれた赤ちゃんに肺炎や眼炎がおこることもあります。
2 淋菌感染症 淋菌によっておこる病気です。男性は尿道から黄色膿汁がでて強い排尿痛が起こり、 女性は膿性のおりものが出ます。女性はほとんど症状が出ないことがあります。 放っておくと、クラミジア以上に不妊症になりやすくなります。
  ・クラミジアと淋菌は兄弟分
  ・混合して持っている場合が多い
3 性器ヘルペス  
4 尖形コンジローマ
5 毛じらみ 陰毛の毛穴に住み着く、虫です。とても痒いようです。 毛穴を良く見ると、0.3mmくらいの虫や卵が見えます。 パウダーがありますが、それで改善していきます。

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2)性感染症はなぜ怖い?

  • うつったあと、ほとんどの人は気づかない(こともある。)
  • 気づかないうちに人にうつす危険がある→いずれ症状がでてくる。

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3)性感染症にかかると、どうなる?

からだ
ちつ、子宮、卵管、腹腔内などの炎症
赤ちゃんへの感染
心理的なもの→罪悪感・将来のこと(結婚・不妊など)を考えてしまう。

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4)性感染症かも・・・・のサイン

  • 性器やそのまわりがはれたり、水ぶくれやブツブツができた
  • 性器やそのまわりがとてもかゆい・痛い
  • おしっこをすると痛い
  • おしっこに血やウミが混じる
  • おりものの色が異常、ひどくにおう、急に増えた

上の症状が出現したら、早めに産婦人科受診をお勧めします。
ただ、サインのまったくない場合もあり、知らないうちに病状が進行していく場合もあります。
さらに、

・ご主人やSEXパートナーの尿症状がある
・      〃      がSTDと言われた

の場合も、自覚症状がなくても、要注意です。

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5)気になるおりもの

  • ちつ内は、自浄作用あり。
  • かゆみや痛みがなければ、まず心配なし。
  • SEXがなければ、STDはほとんど心配なし。

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6)幸いなことに予防方法と治療方法がある。

性感染症を防ぐ2つの方法

1. 性交またはそれに近い行為をしない
単純な話、SEXがなければSTDにはかかりません。
ただ、非常に難しいことだとは思います。
2. コンドームをつける
もっとも重要です。

万一、移されたとしても、幸いなことに、治療をすれば直る!

  • ある種の病気を除く。
  • また、初期治療が望ましい。

性感染症の治療方法

ほとんどすべてのSTDは治療すればなおる!

  • AIDSのみ治療法が確立されていません。
  • 治療は、早期にするにこしたことはありません。

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7)さらに忘れてはならないことがある!!

STDにかかるおそれのある場合

1. STDを持っていそうな人かどうか(見た感じ遊び人)
外見で人を判断することは良くないことですが、....
遊び人は結構病気を持っているようです。
2. 不特定多数
感染の機会が増える (困った友達の輪)

困った友達の輪

STDの友達は、3n×2=で増加してくる。
STDは自分の意志で避けることが出来る病気です。正しい知識と、強い自覚で、回避していくことが必要です。

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8)エイズ(AIDS)

決して他人事ではありません!!!
厚生労働省エイズストップ作戦本部事務局では、 「ストップエイズ・平成13年の新規HIV感染者・エイズ患者数は過去最高。 近年、性的接触による感染が増加しています。エイズ予防のためコンドームを正しく使いましょう。 (厚生労働省)」のようなスローガンをたてております。

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9)無防備の性交の結果、何がおこりうる?

妊娠を契機に、結婚のほうへすすむ方もかなりおいでになります。「できちゃった結婚」、大歓迎です。
ところが、「生めない・育てられない」となると話は深刻となってきます。

  1. 人工妊娠中絶
  2. 養子縁組み

などを考えなければならなくなってしまいます。

男女が付き合っていく上では、お互いの人格と身体の尊重が望まれます。 性行為感染症(STD)は自分の意志で避けることが出来る病気です。 正しい知識と、強い自覚で、回避していくことが必要です。

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